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[原子力産業新聞] 2008年12月18日 第2458号 <1面>

2008年の原子力界の主な動き

▽G8北海道洞爺湖サミット開催。原子力を温室効果ガス低減に不可欠な手段として高く評価。日本は3Sに立脚した原子力エネルギー基盤整備に関する国際イニシアティブを提案。

▽中越沖地震への対応が進展――柏崎刈羽の点検・復旧作業がほぼ順調に進展。国の耐震バックチェックは最終段階に。地元への説明活動、関連シンポジウムなどの開催も活発。

▽プルサーマル計画の進展――大間フルMOX―ABWRが着工、電力各社の計画も順次進展。

▽六ヶ所再処理工場の竣工がガラス溶融炉のトラブルなどで来年に持ち越し。

▽「もんじゅ」運転再開がナトリウム漏えい検出器点検等により延期、再臨界は来年2月予定に。

▽来年1月施行予定で、新検査制度に関する省令公布。

▽ノーベル物理学賞に素粒子研究の日本人3名が輝く。

▽日本企業によるウラン鉱山開発投資が活発化。豪州、カザフなどで生産・権益獲得。

▽加速器ビッグプロジェクト「J―PARC」の利用を開始。

▽ITER建設に向け主要機器の調達開始。六ヶ所村やJT―60のBA計画も進む。

▽原子力国際戦略の議論本格化

▽NSGでNPT未加入のインドへの民生協力容認決議受け、米印が原子力協定に正式署名。

▽米国で原子力発電の新規建設に向けたCOL申請が本格化。日米民間ベースでの協力も進展。


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