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[原子力産業新聞] 2008年12月18日 第2458号 <6面>

日本原燃 再処理ガラス固化施設で 溶融炉内で攪拌棒が屈曲

日本原燃は11日、再処理工場のガラス溶融炉Aの炉底攪拌に使用する直型攪拌棒が同溶融炉内で、ほぼ直角に曲がっていることを確認した。

同溶融炉では11月末から追加の運転性能確認試験を実施するため、洗浄運転と攪拌作業を実施していたが、同攪拌棒を取り出し難いトラブルが発生したため、炉を停止し、今月10日に炉内にカメラを挿入、攪拌棒の状態を確認していた。

同社では攪拌棒の状態から、ガラス溶融炉内部に損傷を与えた可能性があるため、再処理事業の規則に従い国に報告するとともに、青森県や六ヶ所村に対し緊急性の高いA情報として連絡した。

今後は攪拌棒を抜き、炉内を調査する必要があるため、運転性能確認試験はかなりの期間、延期される見通し。なお攪拌棒には曲棒と直棒の2種類ある。


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