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[原子力産業新聞] 2009年1月8日 第2460号 <1面>

米から「AP1000」2基受注 東芝・WH

東芝は6日、グループ会社のウェスチングハウス(WH)社が米国ショー・グループとともに、米国プログレス電力の子会社のプログレス・エナジー・フロリダ(PEF)社と「AP1000」2基を新設するプロジェクトについて一括契約したと発表した。

今回の契約は、PEFがフロリダ州に計画しているレビィ発電所1号機と同2号機向けの110万kW級原子炉「AP1000」2基および原子炉周辺設備の納入、エンジニアリング、建設工事など全プロジェクトに関するもの。

PEFは同プロジェクトに関し、昨年7月30日付けで、米原子力規制委員会(NRC)に建設・運転一括認可(COL)を申請している。同社は1号機を2016年に、2号機を17年に運転開始の計画。今回の契約額については76.5億ドル(約7200億円)と発表した。

WH社は08年春にサザン電力、SCANA電力とそれぞれ同原子炉2基を受注契約しており、今回の契約は米国で3件目の新規原子炉建設。07年7月の中国での4基と合わせ、同基を10基受注したことになる。


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