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[原子力産業新聞] 2009年1月8日 第2460号 <3面>

シアロン原発の運転認可が延長 米プログレス社

米ノースカロライナ州を本拠地とするプログレス・エナジー社は12月18日、同社が所有するシアロン・ハリス原子力発電所(PWR、96万kW)で運転認可が20年延長され、2046年まで操業できることになったと発表した。

米原子力規制委員会が同発電所の機器やシステム、安全対策などのほか、運転認可を延長した場合の周辺環境への影響などを約2年にわたって厳しく審査した結果、プログレス社が06年に提出していた認可延長申請が認められたもの。

同社はすでに、サウスカロライナ州のH.B.ロビンソン発電所、およびノースカロライナ州のブラウンズウィック発電所についても運転認可の延長を認められており、前者は2030年まで、後者の2基はそれぞれ34年と36年まで操業可能となっている。プログレス社のB.ジョンソン会長は「原子力は安全で信頼性も高く、電力供給区域における需要を賄うために、今後も当社のエネルギー供給要素の一部であり続ける」とコメント。原子力はCOを排出しない最良の大規模電源と捉えていることを強調した。


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