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[原子力産業新聞] 2009年1月15日 第2461号 <2面>

エネ調小委員会 「国際原子力安全活動」で提言

総合資源エネルギー調査会の原子力安全基盤小委員会(委員長=大橋弘忠・東京大学工学系研究科教授)はこのほど、同委下の「国際原子力安全WG」の報告書を了承した。日本が今後、「国際原子力安全活動」を展開する際の基本的方針と具体的取組について提言するもの。

同WGは、昨年8月から行ってきた審議を踏まえ、報告書ではまず、原子力発電安全確保のための活動、原子力発電新興国等の動向を踏まえた活動、緊急時対応策の充実のための活動に大別して、国際原子力安全活動について総括的に評価。その上で、主として発電炉の安全規制に係わる分野で、日本が採るべき基本的方針として、(1)原子力安全の高度化に向けた原子力発電主要国との相補的な活動の展開(2)国際機関における活動の強化と成果の活用(3)原子力発電新興国との連携・協力の強化――を提言した。


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