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[原子力産業新聞] 2009年1月15日 第2461号 <3面>

NRGエナジー株の46%を取得 米エクセロン社

米シカゴの大手電力であるエクセロン社は7日、同社が敵対的買収を仕掛けていたNRGエナジー社の株主達から、NRG社・発行済み普通株の45.6%にあたる1億630万株を取得したと発表した。

エクセロン社は昨年10月、ニュージャージー州を本拠地とするNRG社に対して、NRG社株1株につきエクセロン株0.485株と交換する(総額62億ドル相当)という内容の買収案を提示したが、NRG社は11月、「当社を甚だしく過小評価している」として、この提案を拒否していた。

NRG社の株主達から過半数に近い株式が差し出されたことについて、エクセロン社のJ.ローウェ会長は「当社の提案が株主達にとってメリットがあるということを強力に物語っている」と評価。NRG社の全株式の取得を目指して、当初、6日で期限切れとなる予定だった両社の株式交換提案の期限を2月25日まで延長する考えであることを明らかにした。

こうした動きに対してNRG社は同日、「株主の見解を深刻に受け止めている」とコメントするとともに、同社・取締役会による判断と決定を支持する株主に対しては謝意を表明。2009年次株主総会に向けて株主達に委任勧誘状を送付するため、勧誘状の事前審査手続きを証券取引委員会(SEC)に申請したことを明らかにしている。


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