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[原子力産業新聞] 2009年1月22日 第2462号 <1面>

美浜3にOSART 2月5日まで

国際原子力機関(IAEA)の運転管理評価チーム(OSART)がこのほど来日し、20日から関西電力・美浜発電所3号機の評価を開始した。

OSARTは、IAEA加盟国が保有する原子力発電所の運転管理の安全性の継続的向上を支援するため、加盟国からの要請に基づき、IAEAの安全基準や国際的に優れた発電所に照らし当該発電所を評価、良好事例や改善提案などをまとめる活動。関西電力は、原子力安全・保安院を通じ、IAEAにOSART派遣を要請、07年12月には事前ミッションを受け入れていた。

チームは世界各国の専門家13名で構成。美浜3号機の調査は、20日から2月5日までを予定している。記録類の調査、職員との対話、作業状況の確認などにより、管理・組織・運営、教育・訓練、運転、保守、技術支援、放射線防護、化学、緊急時計画、運転経験の9分野を評価する。

IAEAによると世界でのOSARTは83年の第1回から今回で150回目。日本では高浜3・4、福島第二3・4、浜岡3・4、柏崎刈羽4・6に続き5か所目。


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