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[原子力産業新聞] 2009年1月29日 第2463号 <2面>

学会が原子力委の検討会に報告 MA調達の枠組み整備を 分離変換の各概念で課題を整理

日本原子力学会の分離変換・MAサイクル研究専門委員会(主査=井上正・電力中央研究所首席研究員)は、21日の原子力委員会研究開発専門部会の分離変換技術検討会にMA変換の各概念の課題などを報告した。FBR均質型、FBR非均質型、ADS階層型に特徴や技術的成熟度に違いがあるが、その優劣を判断する段階にはなく、MA調達の枠組みの整備などが重要とした。

FBR均質型では、MAが5%wt%以下の低濃度で混合されるため、従来技術の延長線上での開発が可能とした上で、基礎データの充実や燃料製造などの技術開発により、燃料リサイクルに関する多くの課題を解決する必要があると指摘。FBR非均質型では、MA含有量約20wt%の高濃度を含むターゲット燃料を実用化するため、固有の技術開発が不可欠で、特にCm含有量が増えるため、除熱・放射線対策が重要とした。

各概念の研究開発を推進するためには今後、MAを国内で十分に調達・利用できる環境や枠組みが不可欠とし、国際協力の推進、工学規模の試験に向けた機器開発などが重要としている。


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