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[原子力産業新聞] 2009年1月29日 第2463号 <3面>

英の新規計画参入でJV設立 SSE社と イベルドローラ

英国のスコティッシュ&サザン・エナジー(SSE)社は19日、英国政府の新規原子力発電所建設計画に参入するため、スペインの大手原子力発電会社であるイベルドローラ社とジョイント・ベンチャーを立ち上げることになったと発表した。

イベルドローラ社は、次世代軽水炉設計への要求事項を定めている「欧州電力会社要求事項機関(EUR)」の一員であるとともに、英国の認証審査である「包括的設計評価(GDA)」で関連費用を負担した欧州の6電力会社の1つ。英国の原子力デコミッショニング機構(NDA)が新規原子力発電所の建設用地売却で入札準備を進めていることから、SSEはイベルドローラ社とのJVで新設用地を購入する計画だ。また、今後はこのJVに新たなパートナーを加えることも検討している。

SSE幹部は、「10年後に英国のエネルギー政策目標を達成するためには、もう一群の原子力発電所が必要だ」とコメント。両社ともに、複数の機器供給業者と連携関係にあるが、新規原子炉開発において同JVが1つの業者に固執することはなく、新設計画の要素ごとに最良の技術を採用していくと強調した。


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