文字サイズ
[原子力産業新聞] 2009年2月12日 第2465号 <1面>

福島第一プルで県に要望 所在町協議会 議論再開を

福島県原子力発電所所在町協議会(会長=遠藤勝也・富岡町長)は9日、県庁に佐藤雄平知事を訪ね、東京電力の福島第一原子力発電所3号機のプルサーマル計画について、県として議論を再開するよう要望した。

立地4町で組織する同協議会は先月28日に同計画の受入れを決定、県や県議会に議論再開を要請する方針を示していた。遠藤会長らは佐藤知事に、最近の福島第一・第二の安全安定運転を説明するとともに、エネルギー・セキュリティー、温暖化対策、地域振興などから原子力の重要性を指摘。核燃料サイクルも国策として進めるべきとし、県が議論を再開するよう要請した。

佐藤知事は、同協議会の議論に敬意を示すとともに、安心安全の確保を重視しながら慎重に考えたいと応じたが、県としての具体的な対応は示さなかった。

この後、遠藤会長らは、県議会の遠藤忠一議長や各会派も訪ね、議論の再開を要請した。


Copyright (C) 2009 JAPAN ATOMIC INDUSTRIAL FORUM, INC. All rights Reserved.