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[原子力産業新聞] 2009年2月19日 第2466号 <3面>

制御棒の製造でJV設立 WH社と韓国

ウェスチングハウス社(WH)は5日、米国と韓国に立地するコンバッション・エンジニアリング(CE)社製原子炉用の制御棒製造で、韓電原子力燃料(KNF)会社と合弁企業を設立したと発表した。

JVの名称は「KWニュークリア・コンポーネント社(KWN)」で、WH社とKNFの出資比率は55対45。社屋は韓国ソウルの南150km、大田に位置するKNFの燃料加工製造工場の敷地内に設置する予定である。

韓国は90年代半ば以降、CE社が開発した原子炉設計に基づいて、「最適化発電炉(OPR)」と呼称する100万kW級PWRおよび、その改良型である140万kW級PWR(APR)を国家先導の事業として開発・建設してきた。すでに韓国内では8基のOPRが稼働しているほか、4基のOPR1000と2基のAPR1400を建設中。KNFはこれまで、韓国で稼働するすべてのPWRおよび加圧重水炉に燃料を製造・供給してきており、新会社が製造する最初の制御棒は、2014年に運開予定の新古里4号機(APR1400)に装荷する計画だ。


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