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[原子力産業新聞] 2009年2月26日 第2467号 <3面>

加炉の寿命延長で改修受注 GEエナジー

GEエナジー社は12日、カナダでジェンティリー原子力発電所2号機(CANDU6型炉、79.5万kW)を操業するハイドロ・ケベック社から、同機の運転寿命延長を目的としたタービン系改修工事を請け負ったと発表した。

1983年に運開した同機はカナダ・ケベック州における総発電電力量の3%を供給するなど、同州の電力供給に一定の役割を担っている。このためハイドロ・ケベック社は総額1億2000万ドルをかけて同機を改修し、運転寿命を2040年まで延長する計画だ。

GEエナジー社が実施するのは、2台の低圧タービン・ローターの取替え・設置のほか、発電機の分解点検、制御系の取替え、2台の蒸気分離・再加熱器の取替え、タービン発電機器の再調整など。2011年から作業を開始し、翌12年には営業運転に復帰させることになっている。

カナダではこのほか、ジェンティリー2号機と同型で運開時期も同じポイントルプロー原子力発電所1号機が、昨年4月から運転寿命延長のための改修工事に入っている。


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