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[原子力産業新聞] 2009年3月19日 第2470号 <3面>

オールドベリー1が運転再開へ 英デコミ機構

英国原子力デコミッショニング機構(NDA)は10日、グローセスター州で2年半停止中だったオールドベリー原子力発電所1号機(GCR、23万kW)に英国政府・保健安全執行部(HSE)から運転再開許可が下りたと発表した。

1960年代後半に運開した同発電所のGCR2基は、昨年末をもって閉鎖される予定だった。しかし、NDAは昨年9月、英国経済の状況変化とともに電力料金が上昇したことから、両機の安全性改善に投資し、運転寿命を延長する方が適切と判断。12月に「両機をさらに2年間、稼動させることになったと発表」し、同2号機の運転を継続させていた。

一方、1号機は30か月間、停止状態にあったため、運転再開までに黒鉛炉心の試験および広範囲なサンプリング、準備状況の審査などの作業、および規制当局による再開許可を要した。同機は近々にも送電網に接続され、再処理工場と日程調整しつつ、今年から2010年一杯、稼動する予定。NDAでは同機の稼動状況や電力料金によっては、週に100万ポンドの収益を上げることが可能との見方を示している。


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