印のメーカー2社 カクラパー原発のSGを受注

インドのバーラト重電公社(BHEL)、および同国の民間原子炉機器メーカーであるラーセン&トゥブロ(L&T)社はそれぞれ3月27日と30日に、カクラパー原子力発電所で計画されている70万kW級加圧重水炉(PHWR)の蒸気発生器(SG)を双方が4基ずつ、合計8基供給する契約をインド原子力発電公社(NPCIL)から受注したと発表した。

インド西海岸に立地するカクラパー原子力発電所では現在、22万kWのPHWRである1、2号機が稼働中。NPCILは同国の国産技術によるPHWRとしては最高出力となる70万kW級PHWRを3、4号機として建設する計画。

BHELはこれまで、同国で稼動する22万kW、および54万kWのPHWRにSGを納入した実績を保有。同社はこれらの設計に基づき、カクラパー3、4号機に装備されるSGのうち4基の製造を総額34億5000万ルピーで請け負った。トリチーにある製造工場で米国機械学会(ASME)の原子力認定基準に則ってSGを設計・製造、および試験する予定である。

一方、L&T社がNPCILから獲得した契約も、BHELの契約と同一金額。同社も22万kWのPHWRであるカイガ3、4号機やマドラス1号機、および54万kWのタラプール3号機などにSGを製造・納入した実績がある。


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