柏崎刈羽 県技術委座長が報告 泉田知事も「安全性」容認

中越沖地震で被災した東京電力の柏崎刈羽原子力発電所の安全性を検討している新潟県の「原子力発電所の安全管理に関する技術委員会」の代谷誠治座長(京都大学原子炉実験所教授)は7日、原子力発電所の安全は確保されているとする「技術委員会の見解」を県庁で泉田裕彦知事に報告した。

泉田知事は会談後、「安全性は、おおむね確保されていると受け止めた」と語り、今後の対応について「地元とよく相談しながら対応していきたい」と述べ、今後、会田洋・柏崎市長、品田宏夫・刈羽村長の三者会談を開いて、方針を決定する意向を示した。

同市長・村長とも、同発電所内で地震以降、火災が8件発生した対策として、東京電力が提出した防火体制の改善計画を柏崎市消防本部が3月27日に承認したことを受け、地震対策が最も進んだ7号機の試験運転再開に理解を示している。


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