ノースロップ社 DOEのガラス固化設備を受注

ノースロップ・グラマン社は3月23日、ワシントン・サバンナ・リバー社(WSRC)から軍事用放射性廃棄物ガラス固化設備の下請け供給契約を獲得したと発表した。

実際の業務を請け負うのはノースロップ・グラマン社シップビルディング部門の子会社であるニューポート・ニューズ・インダストリアル(NNI)社で、契約総額は約950万ドル。2年半のプロジェクト期間中に、同社は「溶融装置」と呼ばれる軽水冷却・ステンレス鋼製圧力容器の製造から組み立て、配線・配管工事、および試運転までの作業を実施する。

この「溶融装置」は、サウスカロライナ州サバンナ・リバー・サイト(SRS)にあるエネルギー省(DOE)所有の軍用放射性廃棄物処理施設に収められ、米国の軍用、研究用、医療用プログラムで使われた核物質の処理副生成物である液体放射性廃棄物を長期貯蔵・処分に適したガラス固化体に転換する。

SRS液体廃棄物システムの大元の契約は、昨年12月にWSRCの親会社であるURSワシントン事業部の率いる企業連合が約33億ドルでDOEから獲得したもの。下請け契約は同連合により管理されている。


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