柏崎火事9件目 新潟県が勧告再度 再発防止指示

東京電力の柏崎刈羽原子力発電所で11日夜発生した火災は、07年7月の中越沖地震後、同発電所内で9件目。

原子力安全・保安院は13日、同火災の発生原因、再発防止対策について、検討を行い、速やかに報告するよう指示したほか、これまでの火災を踏まえて実施している対策を徹底し、火災防止に万全を期すよう求めた。

新潟県も同日、防災局長名で柏崎市消防長に対し、度重なる火災が県民の信頼を大きく損なっているとして、「事業者の防火上の指揮命令系統およびこれまで発生した火災に係る責任関係を明確にした上で、再発防止の指導を行うよう求める」とする消防組織法第38条の規定に基づく勧告を行った。また、事業者に対する指導内容について、同県消防課に報告するよう指示した。また、東京電力の高橋明男・柏崎刈羽原子力発電所長にも同様の内容の申し入れを行った。


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