中間貯蔵施設着工・操業延期 地質調査も考慮

使用済み燃料中間貯蔵施設の建設準備を行っているリサイクル燃料貯蔵は7日、地震動評価、工事計画などを変更した事業許可申請に係わる補正書を経済産業省に提出した。着工は本年4月から10年7月に、操業開始は10年12月から12年7月にそれぞれ延期。

中間貯蔵施設「リサイクル燃料備蓄センター」(青森・むつ市)は現在、07年3月の許可申請を受け、経産省で安全審査中となっているが、リサイクル燃料貯蔵は、同施設から30km圏内の陸域にある横浜断層の活動性について、関連する東京電力、東北電力との3社共同で地質調査を実施し、当初、「活動性なし」としていたのを、約15.4kmの活断層と評価したほか、火山活動なども考慮した。

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06年9月に申請された東京電力東通原子力発電所(青森・東通村、17年3月運転開始予定)の設置許可についても、横浜断層の活動性を考慮し、一部補正がなされた。


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