英AMEC社 韓国のエネ企業4社と合弁

英国を本拠地とする国際プロジェクト管理企業のAMEC社は1日、韓国をはじめとする国際社会でエネルギー関連の事業チャンスと開発プロジェクトを模索するため、韓国電力公社(KEPCO)、韓国ガス公社(KOGAS)、および韓国産業銀行(KDB)と合弁会社を設立することになったと発表した。

4社の協力はすでに昨年10月、了解覚書が取り交わされたのに続き、今年1月に合弁会社設立に向けた2年間の協力で合意。今回の協力署名式はロンドンで開催中だったG20(20か国財務省・中央銀行総裁会議)の会議直前、韓国の李明博大統領と英国のG.ブラウン首相の同席の下に英国首相官邸で行われた。

AMEC社によると、この合弁会社ではエネルギー関連プロジェクトと施設の開発、建設、管理・運営など、4社それぞれの専門的技術の共有が可能。これには原子力、火力、ガス、再生可能エネルギー、炭酸ガスの削減が含まれる。また、韓国政府による海外開発計画および、その投資計画が国家的なエネルギー供給保障と供給設備構成の強化にも貢献できるよう支援。さらに、エンジニアリング技術とプロジェクト管理面で韓国の技能を向上させることも可能だと同社は強調している。

各社の役割としては、AMEC社がコンサルティング技術やフロント・エンド設計、プロジェクト管理、供給チェーン管理、および資産の運用と管理を担当。KEPCOは原子炉および発電施設の設計、建設、運転、保守管理に貢献する。また、KOGASは事業用と国内市場の顧客向けガス供給設備の所有・操業を受け持つことになる。


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