英の鋳鍛造業者 印バーラト重電に技術移転へ

英国の大型鋳鍛造品製造業者であるシェフィールド・フォージマスターズ・インターナショナル社(SFIL)は3月31日、インドのバーラト重電公社(BHEL)に対する技術移転で覚書(MOU)に署名した。

これによりSFIL社は、BHELがインド市場向けの水力、原子力、火力発電所用・大型機器鍛造品製造工場を新たに建設するのを今後10年間監督するとともに、将来的には鋳鍛造技術者の訓練も実施する。BHEL社は、SFIL社の技術移転と製品販売による特許権に対し3000万ポンドを支払うことになる。

SFIL社としては、インドで急速に拡大しつつある発電用鋳造機器市場に進出し、同社の位置づけを強固にしていく考えだ。一方、BHEL社は現在、インドのウッタラカンド州にあるハリッドワー工場で発電所用の鋳造機器を製造。年間40億ポンドの売上高を計上しているが、今後3年間で30%の成長が見込まれるとしている。


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