ロシアとインド クダンクラム3〜6号機など VVER用の機器製造協力で覚書

ロシア国営の原子力建設輸出企業であるアトムストロイエクスポルト(ASE)社とインドの原子力機器製造業者であるラーセン&トゥブロ(L&T)社は15日、インドのクダンクラム原子力発電所(KK)向けを含めたロシア型PWR(VVER)用機器の製造等に関する協力で了解覚書(MOU)を調印したと発表した。

これは昨年12月、KK3〜6号機としてさらに4基、およびインドのその他の新規原子力サイトや第三国においてVVERを建設するため、両社が結んだ合意に基づくもの。今回の調印はL&T社のM.コトワル副社長およびASE社のD.ベレンキ総裁がモスクワで行った。これにより、両社は今後の協力の基盤を固めていくとともに、ASE社はL&T社にVVER用(特にKK向け)の機器・システム、弁、計装制御機器の製造で協力。配管・構造機器の製造や建設工事などのサービスも提供するとしている。

KKでは現在、ASE社が主契約者となって1、2号機となる100万kWのVVER2基の建設が進行中。L&T社はインドで唯一、米国機械学会(ASME)の認定を受けた重電機器製造企業として、これらの建設および配管敷設・組立て等の作業を受け持っている。


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