原子力学会、50周年式典開催 「新発展期」への機運示す

日本原子力学会の創立50周年記念式典が21日、東京・大手町サンケイプラザで開催、浮島とも子・文部科学大臣政務官、石田徹・経済産業省資源エネルギー庁長官、金澤一郎・日本学術会議会長が訪れ祝辞を述べたほか、米国、韓国、中国の原子力学会長による記念講演、「原子力歴史構築賞」の表彰が行われるなどした。

同学会は1959年、会員相互および国内外学術団体との連絡協力等を通じ、原子力平和利用の学術・技術の進歩を図ることを目的として設立された。これまで歩んできた50年の歴史について、成合英樹元会長が紹介し、その中で、99年以降の最近10年間を「新時代基盤確立期」となぞらえ、その間、同学会が「学会組織の再編化」、「社会的責任を果たす学会へ」をテーマに、専門委員会による標準制定、倫理規定制定、JCO事故調査などに取り組んできたことを述べた。さらに、今後を「新発展期」ととらえ、専門家集団として原子力学会が社会に対し、その役割を果たしていく必要を強調した。

この50周年の節目に際し新たに創設された「原子力歴史構築賞」は、原子力平和利用の進展と定着において、歴史的に重要な意味を持ち、多大な貢献のあった施設、業績、資料に対し贈られるもので、内外への周知のみならず、今後の若手研究・技術者への啓発の意味も持つ。記念式典に合わせ行われた第1回表彰式では、全65件の受賞施設・事績などが紹介された後、代表して、「日本原子力研究開発機構の研究炉JRR―1」の受賞について、苫米地顯氏(元日本原子力研究所那珂研究所長)が工藤和彦副会長よりプレートを贈呈された。


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