柏崎7号 プラント機能試験で 最終評価結果を報告

東京電力は23日、柏崎刈羽原子力発電所7号機のプラント全体の機能試験に関する最終的な評価結果に問題ないことを確認したことから、各段階における評価結果をとりまとめ、報告書を原子力安全・保安院に提出した。同院は24日の専門家会合で、本報告書に対する審議を開始した。中越沖地震により全号機が停止した柏崎刈羽プラントのうち、7号機は最初の営業運転復帰に向け、最終局面に入った。

先月8日に始まった7号機のプラント全体の機能試験は、「プラント起動時の設備点検」、「プラント起動時の系統機能試験」、「プラント確認試験」に大別され、発電開始後、各プロセスごとに、機器類・プラント機能の健全性を確認し、次ステップ移行への評価を実施してきた。

プラント確認試験では、状態監視を基本とした点検を行い、パラメータ採取などにより、プラント運転継続について、問題ないとの評価に至った。

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東京電力は23日、柏崎刈羽6号機の設備健全性に係わる点検・評価報告書およびプラント全体の機能試験・評価計画書を保安院に提出した。プラント全体の機能試験のステップは、先行7号機に概ねならう格好だ。


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