相応の遅れ覚悟 六ヶ所再処理工場 兒島原燃社長 「8月竣工厳しい」

兒島伊佐美・日本原燃社長は6月29日の定例記者会見で、六ヶ所再処理工場の竣工が、現在予定の8月について「見通しとしては非常に厳しいことは事実」と述べ、「相応の期間の遅れが生じることは覚悟している」とした。また同社長は現状を、「焦る気持ちを抑え、足元を見据えて、安全を最優先に、一歩一歩着実に進めていくことに全精力を傾けているところだ」と説明し、いずれにしても現時点では、竣工工程の変更を議論・検討する時期には至っていないことを強調した。

同再処理工場では試験運転の最終段階で、高レベル放射性廃棄物をガラス固化する工程で、ガラス溶融炉の不具合に見舞われ、現在その対策に全力を挙げているところだ。


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