三菱重工 米国に圧力容器上蓋 Sテキサス1へ出荷

三菱重工業は6月24日、米国サウステキサスプロジェクト電力会社のサウステキサス原子力発電所1号機(PWR、136万4000kW)向けに、圧力容器の上蓋を出荷した。

同原子力発電所はテキサス州ベイシティの南西約20kmに位置し、運転期間延長に伴い圧力容器の上蓋を交換するもの。同社は同型の2号機と合わせて、2006年に上蓋2基を受注。2号機用は2010年2月に納入する予定だ。

同圧力容器の上蓋は、直径約5mの低合金鋼製で、神戸造船所で製作。上蓋本体に加え、その上部にはステンレス製の制御棒駆動装置57本が搭載されており、全体の長さは約10m、重量約100トンに達する。

同社では、米国で02年以降、取替え用として圧力容器上蓋15基、蒸気発生器(SG)6基、加圧器1基を受注している。また米国以外では、取替え用圧力容器上蓋19基、取替え用SG28基に達している。


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