WIN‐Japan放射線トーク 福井県の大学生 サイエンスディナー

WIN‐Japan(原子力・放射線利用の仕事に携わる女性たちのグループ)は6月22日、「サイエンス・ディナーin福井」(=写真上)を開催した。原子力立地点の学生に原子力や放射線についてより正しく理解してもらうことを目的に行われ、福井大学と福井工業大学から21名の学生が参加した。参加者の3分の1は原子力専攻で、他は建築、生物、物理などの様々な専門分野の学生だった。

学生たちは、まず原子力発電の仕組みや安全性、放射線、放射線廃棄物などの説明を聞き、その後、食事をしながらテーブルトークを行った。また身に付けているアクセサリーや携帯電話などの放射線量を測量し、放射線に対する知識を深めた。原子力専攻の学生にとっては、一般市民への原子力広報を学ぶ機会となった。

学生からは「原子力をわかりやすく伝えるためには?」「日仏での原子力発電の割合の差は国民の意識の違い?」「フランスの20代の40%が原子力に賛成できないとのことだが日本では?」など積極的な質問が出され、福井地域のWIN‐Japan会員がわかりやすく回答していたほか、活発な意見交換も行われた。サイエンス・ディナーは、今後も各地域での開催が予定されている。


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