保安部会小委 規制に係わる論点整理へ

経済産業省の原子力安全保安部会基本政策小委員会(委員長=村上陽一郎・東京理科大学科学教育研究科長)は10日の会合で、原子力安全・保安院と原子力安全基盤機構よりそれぞれ、業務運営、今後の課題などについて報告を受けた。規制者側の機能維持・強化に関する論点整理を受け、同小委員会の議論は最終段階となった。保安院は、これまでの審議を踏まえ、安全規制に係わる検討の背景と課題・論点について整理。今後、8月までに2回の会合を開催し、報告書案がとりまとめられる運び。

また、班目春樹委員(東京大学工学系研究科教授)からは、同学内で学際的に活動している「原子力法制研究会」における日本の原子力規制体系上の法構造的課題に関する検討状況を紹介した。


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