米規制委 レーザー濃縮工場の認可審査へ

米原子力規制委員会(NRC)は17日、世界初の商業規模のレーザー法ウラン濃縮工場について、グローバル・レーザー・エンリッチメント(GLE)社が提出していた建設・運転許可申請を受理し、正式な審査に入ることになったと発表した。

GLE社はGE日立ニュークリア・エナジー社の子会社で、サイレックス法濃縮技術(六フッ化ウランを励起するレーザー分子法)による生産能力3500トン〜6000トンSWUの商用濃縮工場建設をノースカロライナ州ウィルミントンで計画中。今年1月に、認可申請書の一部である環境影響報告書を、6月には残りの部分である安全報告書をNRCに提出していた。7月末に同濃縮技術の実証試験ループを起動しており、商業規模での実行可能性を確認する。

審査は、(1)案文がパブリックコメントに附される環境影響声明書の審査(2)技術安全審査、の2段階に分けて行われる予定。付随する公聴会の実施も含めて、約30か月かかるとしている。


お問い合わせは、情報・コミュニケーション部(03-6812-7103)まで