加カメコ社 インドに現地事務所を設置へ

世界最大手のウラン生産企業であるカナダのカメコ社は7日、インド中南部のハイデラバードに現地事務所を設置することになったと発表した。

開所予定日は10月1日。事務所長には、インド原子力省や国際原子力機関で要職を務めるなど同国の原子力コミュニティでも知名度の高いC.ガングリー氏が就任する。

ハイデラバードはインドにおける原子燃料製造の本拠地で、同国内の加圧重水炉(PHWR)用天然ウラン燃料の製造やBWR用ウラン燃料加工、六フッ化ウランの転換などが1972年から行われている。

カメコ社は新事務所を通じて、有望な原子力市場として台頭するインドで新たな事業や同国政府との取引の機会を開拓する考え。同国市場で確固たる地歩を固めるとともに、信頼性のある安定したウラン燃料供給を提供していくとしている。


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