アルゼンチン 加とのCANDU協力を延長

カナダ原子力公社(AECL)は9月21日、CANDU6型炉に係るアルゼンチンとの協力プログラムおよび新型CANDU炉(ACR1000)の開発協力を延長するため、同国と新たに3年間の協力協定を結んだと発表した。

アルゼンチン側から署名に臨んだのは原子力委員会(CNEA)およびアルゼンチン原子力発電会社(NASA)の幹部。同国で稼働するCANDU6であるエンバルセ原子力発電所(64.8万kW)の運転寿命延長や、同国における新たなCANDU炉建設の実行可能性調査(FS)など、2006年に両国が結んだ複数の協力プログラムを継続する内容となった。協定にはまた、加圧重水炉技術の高度化や燃料チャンネル機器の製造、CANDU燃料サイクル設計などに関する計画の枠組みも明記。AECLはこれらにより、南米でさらなるビジネス・チャンスを模索していきたいとしている。

なお、アルゼンチンは同日、ヨルダンとも原子力平和利用協力協定を締結した。こちらは、原子力の導入により経済の活性化を目指すヨルダンに対し、アルゼンチンが基礎研究や放射性同位体製造、発電炉と研究炉の設計・建設・操業、燃料機器と材料、廃棄物処理などの面で支援を提供する予定だ。


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