女川プルで 宮城県他、安全性検討開始 住民対象「対話フォーラム」も

宮城県、女川町、石巻市は、東北電力女川3号機のプルサーマル実施に係わる安全性検討会議(座長=長谷川雅幸・東北大学名誉教授)を立ち上げ、7日に初会合を開催した。

東北電力は昨年11月、同機でのプルサーマル実施に向け、関係自治体への安全協定に基づく事前協議申し入れ、国への原子炉設置変更許可申請を行っており、現在、原子力安全委員会で安全審査中となっている。

同社プルサーマル計画は、女川3号機の燃料集合体560体中228体以下のMOX燃料装荷で、15年度までの導入を目指している。

安全性検討会議は、各専門分野の有識者ら計7名からなり、宮城県知事の招集によって開催される。

宮城県、女川町、石巻市では、事前協議申し入れを受けた昨年末からこれまで、国、電力からのプルサーマルに関する説明聴取を実施してきたほか、今後は、地域住民を対象とした、慎重・推進双方の意見に基づき討論を行う「対話フォーラム」なども開催していくこととしている。


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