英印の2社 インドの新設受注見込み、提携

英国を本拠地とする国際プロジェクト管理企業AMEC社と、インド建設大手ヒンドゥスタン・コンストラクション(HCC)社はこのほど、インドの新規原子力発電所建設計画で、エンジニアリング・資材調達・建設(EPC)業務およびコンサルティング業務受注の機会を共同で模索する了解覚書を締結した。

両社の発表によると、HCC社はインドの原子力設備の50%で土木建築工事を手がけるなど、国内原子力部門では専門的な技術力と良好な実績を有する。この戦略的提携によって、インドが原子力技術の最先端に台頭するとともに、新規原子炉の建設コスト削減に役立つ柔軟かつ独自の技術の基盤が構築できるとの期待を表明している。

AMEC社も、インドの総発電設備容量の1億kW中、2.5%が原子力であり、同国政府がこれを2020年までに2000万kW、32年までに6300万kWまで高めるとしている点に言及。 原子力はインドの電力不足改善と気候変動への取組みで大きな可能性を持っていると強調した。


お問い合わせは、情報・コミュニケーション部(03-6812-7103)まで