「原子力の日」記念シンポジウム 国際ルールの決定側に

日本原子力文化財団は22日、第46回「原子力の日」記念シンポジウムを東京・有楽町朝日ホールで開催した。今回は「グリーン・ニューディール時代と原子力――環境と経済の調和と原子力の役割」がテーマ。

外交ジャーナリスト・作家の手嶋龍一氏による講演「グリーン・ニューディールとアメリカの今後」では、イリノイ州上院議員時代からオバマ大統領を見つめてきた同氏が、米国がワンス・スルー路線を選択し、日本などにも再処理路線の放棄を迫ったフォード・マイター・レポートに始まるアメリカのエネルギー政策の趨勢を説いた。

続いて評論家の小沢遼子氏をコーディネーターに迎え、地球環境産業技術研究機構の秋元圭吾氏、作家の鈴木光司氏、日本動力協会会長の桝本晃章氏、そして前半で講演を行った手嶋氏が一同に会し、世界に向けて日本がどのようなエネルギー戦略を展開すべきかパネル座談会を行った。

「まだ大量消費型スタイルのままで向上の余地が充分ある米国と、資源がないゆえに無駄を切りつめてきた日本とは違う」、「日本は環境先進国であるが、それに見合った評価が得られていない」、「ルールは作った側に有利なものなので、国際的な取り決めの際には必ず日本が決定側の中心にいるべき」などの意見が出された。


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