松浦氏が「安全」講演 原技協 トップセミナー開催

日本原子力技術協会は10日、都内でトップセミナー「安全文化の更なる向上を目指して」を開催した。JCO事故から10年目にあたり、原子力産業界のトップマネジメントが会して安全文化の醸成、浸透にむけて決意を新たにした。

基調講演した松浦祥次郎・原子力安全研究協会理事長(=写真)は「安全文化を日々隅々まで」と題し、安全文化の醸成と堅持にトップがコミットメントをすべきこと、継続的な努力が重要であることを強調。老子の言葉を引用しながら、現場など隅々に目配りと手配りをしていくことが大切であるとの考えを示した。また関西電力の森詳介社長、東京電力の清水正孝社長、中部電力の三田敏雄社長、三菱重工の大宮英明社長から、メッセージが述べられ、実経験を交えながら現場とのコミュニケーションなど、安全文化醸成と堅持に不断の努力をしていくことの重要性が述べられた。


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