ロシア 大統領が次世代炉の生産を明言

ロシアのD.メドベージェフ大統領は12日、一般教書演説の中で、2014年までに同国が次世代原子炉と新型原子燃料を生産していく方針であると発表した。

同大統領の演説は、国営企業の民営化など同国の近代化政策に焦点を当てたもので、原子力開発計画に関しては「近代化プロジェクトの中で別個の扱いになっていた」と指摘。他分野も含めた戦略的な情報技術の開発という優先政策の一環として、今後5年以内に新たな原子炉の設計も始めると明言しており、ロシア国内のみならず諸外国の原子力市場の需要にも応えられる次世代原子炉と新しい燃料を生産していくとの考えを強調した。

同大統領はまた、ITERのような国際協力による核融合開発においても原子力技術開発先進国の一員として諸外国と連携していくとしている。

ロシアでは現在、60万kW級のBN−600が世界で唯一の商業用FBRとして稼働中。出力80万kWのBN−800も2012年の運開目指して建設中だ。また、出力150万kWで欧州電気事業者要件(EUR)文書を満たし、受動的安全性能を備えた次世代軽水炉「スーパーVVER」も開発中であることから、将来的にはこれらを国際市場にも輸出していくと考えられる。


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