印ハリプールにも露製PWR ロシアとインドが2国間原子力協定

ロシアとの年次定例会合のためモスクワを公式訪問していたインドのM.シン首相は7日、D.メドベージェフ露大統領と共同声明を発表し、両国が民生用原子力の平和利用分野で二国間の枠組み協力協定を正式に締結したことを明らかにした。インド国内でロシア型PWR(VVER)設置用の新たなサイトも明示されたことから、今後、さらに多くのロシア製原子炉と核燃料がインドに輸出されることが確実となった。

インドでは現在、1988年に締結された既存の協力協定の下で、2基の100万kW級VVERがクダンクラム原子力発電所で建設中。昨年12月に両国は、同サイトにVVERを4基増設することで合意に達していたが、今回の枠組み協定締結により、クダンクラムの4基のほかに、新たなサイトである西ベンガルのハリプールでもVVERが建設されることになった。両国はまた、原子力研究開発の共同実施や原子燃料供給協定の設定などで一層緊密に連携していくとしている。


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