女子大生が霧箱実験体験 WIN 松山で放射線理解イベント

原子力や放射線の仕事に携わる女性たちで組織するWIN―Japan(小川順子会長)は、このほど女子大学生を対象に原子力や放射線の理解促進を目的としたイベント「サイエンス・ディナー in まつやま」を、愛媛県松山市内で開催した。地元電力会社の同会員らが運営し、愛媛大学、松山大学の女子学生20人が参加した。

まず話題提供として主催者側がエネルギー・環境、原子力発電の安全性、放射線、原子燃料サイクルなどについて説明。その後、テーブルごとに霧箱実験(=写真)を行い、初めて見る放射線の飛跡を興味深く見入っていた。自分の身体や時計、アクセサリーなどの放射線量も実測し、放射線に対する知識を深めた。

参加者からは、「農学部で勉強しているが、今まで放射線殺菌や品種改良に放射線を使うべきでないと思っていたが、この会に参加して、放射線を使うのも悪くないと考えるようになった」などの声も聞かれた。


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