もんじゅ点検チーム モチベーション維持など大事

原子力安全委員会の高速増殖原型炉もんじゅ安全性調査プロジェクトチームが20日開かれた。同チームは、試験運転再開にむけて安全委員会がその評価にあたり、現地を含めて調査するために設けたもの。試験運転再開の準備が最終段階に入り、総点検後に発生した事象について、組織としての対応など安全対策の確認を進めた。

日本原子力研究開発機構(JAEA)では同チームの指摘を踏まえ、自律的な品質保証体制の確立や外部専門家も入れた対策実施に係る適切な組織意思決定の取り組みを説明。委員から、外部専門家をうまく活用し自律的に安全品質を維持・向上していくこと、組織のモチベーションを維持・向上していくことの大切さなどが指摘され、特に現場のプロ意識と自覚を持続するため経営層が現場の声を聞くなどの取り組みが重要とされた。これを受けてJAEA側も、業務改善提案や表彰制度の活用を含めて組織のモチベーションを持続するための取り組みを重視して今後も取り組んでいく考えを示した。


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