放医研REMAT 被ばく医療支援チーム発足 万一に備えアジア初

放射線医学総合研究所(放医研)は18日、被ばく医療の専門医師や被ばく線量評価の専門家などで組織される緊急被ばく医療支援チームREMAT(Radiation Emergency Medical Assistance Team)の結成を発表した。

海外での放射線被ばくや放射性物質による汚染事故が起きた際に、現場での初期医療の支援にあたる。被ばく医療の分野での支援が可能なチームは世界的にも珍しく、アジアでは初。今後、原子力災害が発生した場合には、当該国政府やIAEAなど国際機関等から放医研が要請を受けてREMATを派遣し、万一の際にも迅速に対応していくことが期待される。

REMATは1月より本格的な活動を開始している。万が一の放射線事故の際は救急119番に相当する緊急被ばく医療ダイヤル(043―206―3189)で24時間対応する。


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