ラジャスタン6が臨界達成 インドの原子力設備、456万kWに

インドのラジャスタン原子力発電所6号機(RAPP6)(PHWR、22万kW)が23日に初臨界に達した。昨年11月に同型の5号機が初臨界を達成、12月に送電を開始したのに続くもので、インドの商業用原子力発電設備容量はこれで19基、456万kWとなった。

同機は5号機と同様、インドが自主開発した加圧重水炉で、昨年1月に新たに国際原子力機関(IAEA)の保障措置下に置かれた。ロシアが供給した天然ウランを燃料としている。

インドではこのほか、自主技術によるカイガ原子力発電所4号機(PHWR、22万kW)とカルパッカムの高速増殖原型炉(PFBR、50万kW)を建設中。また、クダンクラム原子力発電所サイトではロシアが100万kW級のロシア型PWRを2基建設している。これらすべてが完成すれば、インドの設備容量は728万kWに増加する。

長期的には、今後、仏国や米国などの異なる原子炉技術と設計の採用によって約6000万kWまで拡大する見通しだ。


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