英国 日本へのHLW返還輸送を開始

日本が英国に再処理委託して出た高レベル放射性廃棄物(HLW)のガラス固化体が、21日に日本に向けてセラフィールド社のサイトを出発した。

日本の原子力発電所から出た使用済み燃料は英仏に再処理を委託。これに伴って発生するHLWは現地でガラス固化され、日本に返還されることになっている。仏国からは1995年から07年までに合計12回、1310本のガラス固化体が返還済み。

英国から固化体が返還されるのは今回が初めてのことで、28本のガラス固化体が封入された輸送容器1個(総重量113トン)は、専用鉄道で英国西海岸のバロー・イン・ファーネス港に到着。PNTL社の「パシフィック・サンドパイパー号」(=写真)に積み替えられ、パナマ運河経由で日本に向けて出航した。青森県六ヶ所村の高レベル放射性廃棄物貯蔵管理センターに到着するのは3月上旬の予定。


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