「核廃絶に向け 重要な1年」 岡田外交演説

岡田外相は、国際協調と「国民の理解と信頼に基づく外交」を外交演説で強調したほか、イランの原子力開発が平和目的に限定されるよう、核問題の外交的解決に努力していくことを表明した。

今年は核セキュリティー・サミットや核不拡散条約(NPT)運用検討会議が予定されていることから、岡田外相は「『核兵器のない世界』に向けて重要な1年」と位置づけ、米ロ両国による新たな核軍縮条約の早期締結を強く希望するほか、NPT運用検討会議では、核軍縮、核不拡散、原子力の平和利用それぞれの分野において、「前向きな合意を達成できるよう、リーダーシップを発揮する」とした。

また、国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP16)においても、米国、EU、国連などとも連携しながら、「国際交渉を主導していく」との意気込みを示している。


お問い合わせは、情報・コミュニケーション部(03-6812-7103)まで