アロカ インドに新工場完成 急増する健康管理需要に対応

放射線医療機器メーカーのアロカは1月下旬、同社のインドでの合弁子会社アロカ・トリビトロン・テクノロジーズ社の新工場をタミルナドー州チェンナイに完成させた。

敷地面積2万平方メートルの土地に3000平方メートルの社屋を建設し、インド市場向け中級カラー超音波診断装置と白黒ポータブル装置などを生産する。同社ではすでに、仮工場で本社工場レベルの品質水準を実証済みであり、インド市場でも高い評価を受けていると言う。

今後は、急増するインドの健康管理需要に対応するために生産規模を拡大しながら、さまざまな国際規格に対応し、数年内に海外輸出も開始する計画だ。

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アロカは、ドイツのiFインターナショナル・フォーラム・デザイン社が主催する10年度「iF賞」を、同社の超音波診断装置「プロサウンドα6」(=写真)が受賞したと発表した。

「iF賞」は工業製品対象に世界で最も権威あるデザイン賞の1つで、10年度には39か国1016の団体から2486点の応募があった。デザインだけでなく、素材、環境適合性、機能性、安全性などの基準に基づいて審査が行われる。

今回受賞した「プロサウンドα6」は、多用途・多機能ながらコンパクトで、作業効率をアップさせる工夫や、検査者や患者にも優しいデザイン上の配慮がなされている。


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