日本政府 カザフ協定に署名 ウラン資源確保に期待

日本とカザフスタンの政府間の原子力平和利用協力協定への署名が2日、岡田克也外務大臣とカマルディノフ駐日カザフ大使により、東京で行われた。

カザフスタンは、オーストラリアに次ぐウラン資源を埋蔵していることから、本協定締結により、安定的な核燃料資源の確保が見込まれるほか、今後、原子力発電導入を見込む同国に対し移転される関連品目・技術の平和的利用についても、法的に担保されることとなる。

08年6月の日カザフ首脳会談(当時、福田首相)により、両国間の原子力協力協定の早期妥結に努めることで一致し、交渉が進められてきた。原子力分野では、同年5月、経済産業省とカザフエネルギー資源省との覚書も署名されているほか、昨今では、高温ガス炉、核融合などの分野で、研究機関間の連携も進められていることから、協定締結により、今後は、両国間の協力強化が一層期待されそうだ。


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