仏アレバ社、ヨルダンで 25年間のウラン採掘権獲得

ヨルダンは2月21日、中央ヨルダン地域のウラン鉱山採掘で仏アレバ社との協定に調印した。

同協定の締結はアレバ社とヨルダン原子力委員会(JAEC)が2008年10月に結んだウラン共同探査に関する協定に続くもの。ヨルダンの首都アンマンで執り行った調印式にはヨルダン蔵相のA.ハマール閣下、JAECのK.トゥカーン委員長、アレバ社のA.ローベルジョンCEOのほか、同社とJAECの合弁企業であるナバテアン・エナジー社のJ−J.ゴートロ副社長が出席した。

同協定により、アレバは中央ヨルダンで25年間独占的にウランを採掘する権利を取得。1年前から始めた現在の探査活動を継続するとともに、生産開始前に採掘計画の環境面、経済面、技術面におけるフィージビリティ・スタディを実施する。採掘したウランは、同国が発電および海水脱塩のために検討中の原子力発電計画で活用されることになる。

これら一連の協定で、ヨルダンの原子力発電計画開発における両者のパートナーシップは一層強まるだろうとローベルジョンCEOは語った。


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