原子力学会・春の年会 JCO事故など講演 26日から茨城大学で

日本原子力学会は26日から28日の3日間、「2010年春の年会」を茨城大学水戸キャンパスで開催する。

約665件の応募発表のほか、一般市民が無料で聴講できる特別講演、総合講演・報告、部会・連絡会企画セッション等も設けられている。

特別セッションとして「JCO臨界事故10年の総括」をテーマに総合セッションや部会セッションをそれぞれ以下のとおり行う。

◇26日午後1時〜午後5時「JCO臨界事故から何を学ぶべきか」(1)「日本原子力学会とJCO臨界事故」住田健二(大阪大学名誉教授、当時原子力安全委員)(2)JCO事故調査委員会報告「事故の経過と意味」田中俊一(「JCO 臨界事故国際調査協力」特別専門委員会主査)(3)「JCO 臨界事故から学ぶ原子力安全」成合英樹(元JCO 事故調査委員会委員長/筑波大名誉教授)。住田健二、松原純子(放射線影響協会)共同司会でパネル討論=明石真言(放射線医学総合研究所)、熊沢紀之(茨城大学)、田辺文也(社会技術システム安全研)、七沢潔(NHK)、村上達也(東海村村長)

◇27日午後1時〜午後2時半「JCO事故後に原子力事業者が取り組んで来た活動」座長=飯井俊行(福井大学教授)

◇27日午後1時〜午後2時半「事故の組織要因と教訓のRCA(根本原因分析)への反映」座長=五福明夫(岡山大学教授)

◇28日午後1時〜午後2時半「JCO 事故に対する緊急被ばく医療の分野における対応」座長=住田健二(大阪大学名誉教授)

◇28日午後1時〜午後2時半「事故時における中性子・ガンマ線線量率分布のシミュレーション」座長=平山英夫(KEK)

◇28日午後1時〜午後2時半「JCO事故と原子力防災―今、JCO事故が起きたら対応できるか?」座長=班目春樹(東京大学教授)など。


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