福島県知事 経産相へ要望書 県内処分場に反対

佐藤雄平・福島県知事は29日、直嶋正行経済産業相と会談し、電源地域振興策、原子力発電所の安全対策などの強化を要望した。

要望書では、(1)搬入後、10年を経過したMOX燃料の健全性確認など確実に安全・安心を確保すること(2)燃料サイクルについて一層着実に取組むこと(3)原子力安全・保安院を原子力発電を推進する経済産業省から分離すること(4)プルサーマル実施後の使用済みMOX燃料を原子力発電所から確実に搬出すること(5)福島県に高レベル放射性廃棄物の最終処分場の設置は行わないこと――を要請している。

佐藤知事は昨年12月にも「国の予算等に関する緊急要望」を提出し、その中で保安院の経産省からの分離は主張していたが、今回は県内高レベル処分場の立地反対も鮮明にした。


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