「日本の技術導入を」 鳩山首相がズン首相へ ベトナム原発支援全面に

核安全保障(セキュリティ)サミットに出席するためワシントンを訪問した鳩山由紀夫首相は12日、ズン・ベトナム首相と日越首脳会談を行い、同国が計画している原子力発電所導入について、「日本政府としても強力に支援している。ズン首相が早期に日本を建設のパートナーに選ばれることを期待する」と伝え、日越原子力協力協定の締結交渉を近く開始する方針を明らかにした。

鳩山首相は、先般の自らの親書に対してすぐに返書をもらったことに感謝した上で、改めて、日本の原子力発電の高い技術力と安全性を強調し、「日本政府としてもベトナムを全面的に支援していきたい。戦略的パートナーシップに基づいて、我が国はベトナムの原子力導入について協力していく用意があるので、ズン首相が早期に日本を建設のパートナーに選ばれることを期待する」と述べた。

これに対してズン首相は、「日本の高い関心は承知しており、日本がこれまで行ってきた協力に感謝している。日本の高い安全性と技術を高く評価している。戦略的パートナーシップに基づいて、日本の提案を真剣に検討していく」と応えた。


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