大型プレス機2基目を完成 日本製鋼所が室蘭製作所に 需要拡大に積極的対応

大型鍛鋼品分野で世界トップメーカーの日本製鋼所(JSW、佐藤育男社長、本社・東京都品川区)は、世界的な原子力発電所建設計画の増大に伴う需要拡大を背景に、総額800億円の設備投資を北海道の室蘭製作所で実施してきているが、このほど同社2基目の1万4000トン水圧プレス機を含む第二鍛錬工場と第二熱処理工場を完成させ、始動した。

第二鍛錬工場は面積約9000平方メートルで、1万4000トンプレス機1基、加熱炉3基、大型鍛造クレーン3基からなり、第二熱処理工場は面積約7000平方メートル、熱処理炉10基、熱処理用クレーン2基からなる。

同社は第二期設備投資を2011年度後半まで行うことによって、原子力発電所向け鍛鋼品生産能力を07年度に比べ約3倍に増強する計画だ。


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