川内3号機公開ヒアリング開催 経済産業省

経済産業省は7日、九州電力が2013年度の着工、19年度の運転開始を目指す川内原子力発電所3号機(APWR、159万kW)に係わる第一次公開ヒアリングを5月18日に川内文化ホール(鹿児島県薩摩川内市)で開催すると発表した。発電所設置について電力より説明を行い、地元住民から意見を求めるもの。行政庁が実施する一次ヒアは03年11月の東京電力東通に係わる開催以来のこと。

九電は、今後の化石燃料調達の困難化や地球温暖化対策を見据え、既に20年以上の運転実績を有する川内1、2号機に続き、3号機の増設を決定、09年1月、鹿児島県および薩摩川内市に正式に申し入れた。環境アセスメントについては、鹿児島県知事の意見、経産相勧告などを踏まえた評価書を作成、国の審査後、縦覧を行い、去る3月に全手続きを完了し、さらに、増設計画に関する地元説明会、訪問活動などを積極的に展開し、理解促進に努めている。

同社では、10年度経営計画でも、川内3号機の開発を明確に位置付けている。


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